LE vraiル・ヴレ
北海道大学エリアのカジュアルフレンチレストラン
外観。外壁はブランドカラーのグリーン色とし、お店のあたたかい雰囲気を演出している。
内観全景。オープンな空間の中に、テーブル席・カウンター席・ソファー席・半個室席と、異なるバリュエーションの席を設え、フレキシブルな設計となっている。
ソファー席。ソファーは空間に合わせて造作。アクセントウォールには、本物のレンガを採用し職人が手間をかけて仕上げている。
造作テーブルの天板は、北大エリアを想像させるポプラの木を採用。
奥の厨房の壁色も外壁と合わせ、グリーン色での塗装で仕上げ、空間のアクセントとなっている。
内観見返り。ガラス越しに北大エリアの街とつながる。
造作のテーブルは、大きさ・高さを統一することで、状況に応じて自由に連結して使用可能となっている。
半個室席。厨房の壁のスリット窓が、客席との心地よい距離感を生み出す。
概要Description
- 施工:ワタベインフィル株式会社
- Photo : 村川写真事務所
- LE vrai (ル・ヴレ)
- instagram: @frenchrestaurant_levrai
北海道大学エリアのカジュアルフレンチレストラン「LE vrai」。
テナント物件のリノベーションになります。
お店を運営するシェフご夫婦は、弊所設計の「Maison/v」のお施主さんであり、
今回、お店の設計もリピートでご依頼頂きまして、格別に嬉しい限りです。
北大エリアは、札幌市内の中でも、歴史があり、かつ異文化が混雑した新しさも感じられる得意な地域と感じます。
テナント物件ということで、主に内装メインとなりますが、
「末永く地域に愛されるお店になってほしい」という想いを込めて設計しました。
店名の"vrai"は、フランス語で”真の”という意味があるそうです。
真の料理を楽しむ空間として、建材も真の素材感、手仕事感を意識しセレクトしています。
内外装のアクセントとして、北大エリアから連想したグリーン色を職人による塗装で仕上げています。
また、その色調は、札幌の景観色カラーチャートを元に調合し、地域に馴染むことを考えています。
店内の造作テーブルの天板には、ポプラ並木から連想したポプラの木を採用。
一部の壁には、北海道の歴史をイメージした本物のレンガを、職人さんに1枚1枚手間をかけて張っていただきました。
客席は、間仕切りのないオープンな空間としつつ、既存空間の特性を活かしながら、テーブル席・カウンター席・ソファー席・半個室席と多様な"居場所"を設えています。
造作のテーブルは、大きさ・高さを統一することで、状況にあわせて連結することも可能とし、自由度の高いフレキシブルなつくりとなっています。
心あたたかいシェフご夫婦らしさが感じられる、素敵なお店が誕生しました。
ぜひ皆様ご堪能ください。
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